メインテナンス
「80歳で歯を20本以上」を目指して
「8020」とは「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」ということを目標としています。
しかし、80歳の平均残存本数は10本にも満たないのが実情です。
削った歯は二度と元には戻りません。抜けてしまった歯は新しく生えてくることはありません。
そのため、「削らないよう、抜けてしまわないよう」予防することが大切です。
代表的なメインテナンス治療例
PMTC
歯科医院で専門的に行うお口のケアプログラムです。
通常のブラッシングでは磨きにくい場所や歯周ポケット内を専門の器具とフッ化物入りペーストを用いて清掃しします。
歯石を取るような治療ではなくあくまで心地よい範囲の刺激で行なわれます。
スケーリング
スケーリングとは専用器具や超音波スケーラーなどを使用して歯肉や歯周ポケットから歯垢や歯石などを除去する方法です。
歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的にスケーリングを行う必要があります。
クリーニング
茶渋やコーヒーなどの着色汚れ、たばこのヤニなどは歯磨きだけではなかなか落ちません。
クリーニングは専門の器具を使って歯の表面に付着した汚れを落とします。
再石灰化法
酸により歯が溶かされしまうことを「脱灰」、唾液の浄化作用により酸を中和し、溶けた歯を元に戻すことを「再石灰化」と言います。
口の中では「脱灰」と「再石灰化」が繰り返し起こっていますが「再石灰化」の作用が弱くなったときに虫歯ができてしまいます。
反対に、フッ素塗布などで再石灰化を促進することによりごく初期の虫歯は削らずに治療することが可能です。